若葉はるかぜ便り
狂犬病予防注射、フィラリア症予防の時期が始まりました!
4月に入り、今年も狂犬病予防注射とフィラリア症予防の時期が来ました。
坂戸市にお住まいの方は、4~6月の間に狂犬病予防注射でご来院の際、市から届いたハガキをお持ちいただければ登録の作業を代行いたしますので忘れずにお持ちください。
狂犬病につきましては、狂犬病予防法により年一回の予防注射が義務付けられています。
「現在日本で狂犬病の発生はないので注射は必要ないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
確かに狂犬病は日本国内では1956年以降ヒトでの発生例はないようですが、発症するとほぼ100%死亡するといわれ、世界では年間約5万5千人が亡くなっている怖い病気です。
厚生労働省の狂犬病に関するページにも世界地図を使った発生状況の図が載っていますが、日本のような狂犬病の清浄国は世界でも限られています。
コロナ禍で「集団免疫」という言葉がクローズアップされた時期がありましたが、狂犬病についても同様です。
狂犬病ウイルスはすべての哺乳類に感染しますが、ヒトへの感染経路はほとんどが犬からといわれており、ワンちゃんを狂犬病から守ることがわれわれ人間を守ることにつながります。
飼い主様方のご協力のおかげで幸い日本は清浄国となっておりますので、引き続き年一回の接種を継続していただければと思います。